拳王

　プロレスリング・ノアの「ＡＬＬ　ＲＥＢＥＬＬＩＯＮ」拳王が２０日までに自身のＹｏｕ　Ｔｕｂｅチャンネル「拳王チャンネル」を更新し、７・１３日本武道館大会での自らの対戦相手をメッタ切りした。 　武道館のメインイベントは、ＧＨＣヘビー級王者・清宮海斗と稲村愛輝改め「ＹＯＩＣＩ」のタイトルマッチ。６・１６横浜ＢＵＮＴＡＩ大会で発表された「ＷＷＥ」のＡＪスタイルズと丸藤正道のスペシャルシングルマッチはセミファイナルとなった。 　ＡＪスタイルズの電撃参戦で世界のプロレスファンが注目する年間最大のビッグマッチ。豪華カードが並んだ武道館だが肝心の拳王の対戦相手は新日本プロレスの永田裕志。これに「まったく意味わかんないじゃん」と不快感を表し、永田とは過去に「超危暴軍」時代に対戦したが現在は「何の物語もない。唐突感ハンパない」と疑問を投げかけた。さらに「また新日本プロレスかっていう気持ちになる。好きだよね、ウチの会社、新日本プロレス」と疑問を投げかけた。 　こうした発言に視聴者からは、永田が拳王と同じようにＹｏｕ　Ｔｕｂｅチャンネルを開設し頻繁に更新していることから２人の対決を「ユーチューバー対決」と設定する意見が寄せられると拳王は、永田のＹｏｕ　Ｔｕｂｅチャンネルを「チャンネル登録して見ている。面白いのは面白い」と楽しんでいることを告白し「更新度合いが半端ないんだよ。お前、暇してんな、みたいな」と笑った。 　さらに永田がＹｏｕ　Ｔｕｂｅで「７割ユーチューバー、２割プロモーター、１割プロレスラー」と発言したことを紹介し「バカじぇねぇの。俺が１割プロレスラーのやつに負けるわけないでしょ？そんななめた発言、普通にできるからね。お前にはプロレスラーっていう気持ちはないのか？」と切り捨て、動画の内容も「全部過去のことじゃん。過去の栄光にすがっている」と断じ「俺がＹｏｕ　Ｔｕｂｅやっている意義はこれからのプロレスをどんだけ楽しんで見てもらえるかを考えている。そこの考えが違うからあわないよね。これからの試合についてどんだけ面白くみせられるかってやらないとプロレス界の未来ないよね」と主張。永田は「何のためにやっているかっていうとあいつは暇つぶし。自分への承認欲求のためでしょ。昔のプロレス界にいた人が暴露するしかみえない、面白いけど好きではない」とメッタ切りにした。 　マッチメイクへの疑問と不快感、さらには永田のＹｏｕ　Ｔｕｂｅを切り捨てた拳王だったが、最後には「（対戦が）決まったからね。どんだけ面白く見てもらえるかってやろうとしますよ」とＹｏｕ　Ｔｕｂｅを駆使し「物語のない」永田戦へのドラマを築くことを予告していた。 　◆７・１３日本武道館全対戦カード 　▼メインイベント・ＧＨＣヘビー級選手権試合 王者・清宮海斗　ＶＳ　挑戦者・ＹＯＩＣＨＩ 　▼第９試合・スペシャルシングルマッチ 丸藤正道　ＶＳ　ＡＪスタイルズ 　▼第８試合・ＬＵＣＨＡ　ＬＩＢＲＥスペシャルタッグマッチ イホ・デ・ドクトル・ワグナーＪｒ．、ガレノ・デル・マル　ＶＳ　ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ 　▼ＧＨＣジュニアヘビー級選手権試合 王者・ダガ　ＶＳ　挑戦者・ＡＭＡＫＵＳＡ 　▼ＧＨＣナショナル選手権試合 王者・ＨＡＹＡＴＡ　ＶＳ　挑戦者・佐々木憂流迦 　 　▼世界ヘビー級選手権 王者・齋藤彰俊　ＶＳ　挑戦者・潮崎豪 　▼第５試合　ＧＬＧ　ＦＩＮＡＬ・６人タッグマッチ ジェイク・リー、ＹＯ―ＨＥＹ、タダスケ　ＶＳ　ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、ＬＪ・クリアリー 　▼第４試合・シングルマッチ 拳王　ＶＳ　永田裕志 　▼第３試合・６人タッグマッチ 近藤修司、Ｅｉｔａ、ＡＫＩＲＡ　ＶＳ　小川良成、大岩陵平、大和田侑 　▼第２試合・６人タッグマッチ 杉浦貴、藤田和之、谷口周平　ＶＳ　マサ北宮、征矢学、稲葉大樹 　▼第１試合・３ＷＡＹタッグマッチ ニンジャ・マック、宮脇純太　ＶＳ　アレハンドロ、クリストバル　ＶＳ　大原はじめ、スペル・クレイジー