43歳で実家暮らしの「自立と婚活」【迷えるアラフォー女子のための婚活お悩み相談】
一般的に自立とは「誰に何かを言われるでもなく自分がやりたいこと、やるべきことを見つけて実行すること」という意味合いになる。実家から出てひとり暮らしをする=自立とは必ずしも言い切れない。ひとり暮らし=なんでも自分でやっている、という意味で自立しているということなのだ。 居住環境は各家庭に事情があるだろうし、例えば都心に実家があるのにひとり暮らしでわざわざ会社から遠い所に住むのも非効率だ。柔軟に考えてみよう。
ご相談者は金銭的事情からひとり暮らしは厳しいが現状を打破したいと考えている。現在の生活を見渡して、できそうなことは何かないだろうか。 母親に甘え切っている炊事洗濯等の家事を分担することは難しいのだろうか。 43歳の現在、お母さんがやってくれるからと甘えていると、いざ運命の相手が見つかって結婚が視野に入って来た時に想像以上に家まわりのことを把握していない現実にぶつかるだろう。 電気のプラン、ガスの契約、そのようなことから大掃除をする時の最適な洗剤選びまで。「やってこなかったからわからない」がちょっと言いにくいのがアラフォー世代なのだから、今のうちに母の味を覚える感覚で料理や掃除、税金や家のインフラなど教わりながら少しずつ家のこと、家事を覚えてみてはどうだろうか。
今の状態で結婚を考えると、現在母親が担当してくれていることをどこかで相手に求めてしまう可能性が高い。相手への要求が多くなればなるほど、そこから外れた場合がっかりすると容易に想像できる。勝手に期待して勝手に裏切られた気持ちになって勝手にがっかりするのだ。自分が知っていれば何ら問題ないこともたくさんあるので、現在の生活を送りながらひとつずつできることを増やしてみてほしい。
繰り返しとなるが、自立=ひとり暮らしではない。 そう考える人もいるのかもしれないが、少なくともアラフォー婚活は自立が絶対と言い続けているケビ子でもひとり暮らしが絶対だかんね! とは発信していない。言葉にとらわれすぎず、地に足をつけて愚直にやれることを増やしていく。 なんとなく生活している状態から主体性を持って生活する。まずはこの意識だけでも持って日々の選択を重ねていくのだよ。 アラフォー世代の母親はケビ子の周囲だけでも自分を後回しにして家族のために手間ひまかけてくれるスーパーウーマンが多い。そうは言ってももうゆっくりしてほしい年代だろうから、お母さまを労わってね。