【七夕賞】キングズパレス 5歳の素質馬が重賞初制覇へ 唯一Vデータを全てクリア
「七夕賞・G3」(7日、福島) サマー2000シリーズの第1弾は、波乱必至のみちのくハンデ戦。今年も重賞常連組から上がり馬まで、多士済々なメンバーが顔をそろえた。主役を務めるのは、前走の新潟大賞典2着で、重賞初制覇を狙うキングズパレス。唯一、Vデータを全てクリアした5歳の素質馬が、待望のタイトル奪取で飛躍の秋へとつなげる。 うま屋が誇るデータ班が今週の重賞レースを徹底分析。果たして、導き出された馬は? ▼傾向(過去10年) 恒例のハンデ重賞。ちなみに、枠連【7】-【7】で決まったのは86年のみ。 ▼人気 1番人気〈1・1・1・7〉 2番人気〈3・1・1・5〉 3番人気〈3・0・0・7〉 4番人気〈0・1・0・9〉 5番人気〈1・2・0・7〉 15年に3連単100万馬券、18年には同256万馬券が飛び出した。 ▼所属 美 浦〈4・6・6・63〉 栗 東〈6・4・4・59〉 東西ほぼ互角。 ▼ステップ 2勝クラス〈0・0・1・1〉 準OP〈0・0・2・9〉 OP競走〈1・4・3・20〉 重賞〈9・6・4・90〉 勝ち馬8頭が芝1800~2200メートルからの参戦で、同7頭が中2~8週のローテだった。 ▼前走内容 前走V馬の勝利はゼロ。勝ち馬7頭が0秒8差以内の敗戦。また、同8頭が8番人気以内だった。 ▼馬齢 4歳馬〈3・1・1・18〉 5歳馬〈3・5・3・30〉 6歳馬〈3・3・6・36〉 7歳以上〈1・1・0・38〉 各世代から勝ち馬が出ているが、7歳以上馬は苦戦傾向。 ▼ハンデ トップハンデ馬は③⑦②⑪⑧【1】【1】⑭⑯⑦着(同ハンデの場合は先着馬が対象)。勝ち馬8頭が56~57・5キロだった(斤量改定のため対象は57~58・5キロ)。 ▼重賞実績 勝ち馬8頭に3着以内があった。 ▼決め手 逃 げ〈1・1・0・8〉 先 行〈7・3・4・21〉 差 し〈2・6・6・47〉 追 込〈0・0・0・46〉 勝ち馬7頭が前走の4角を3番手以内で通過するか、メンバー3位以内の上がりをマーク。 ▼注目馬 全項目をパスしたのはキングズパレス1頭だけ。陣営期待の素質馬が、初G奪取で飛躍を遂げることができるか。(記録室)