“3度目の川崎”でアーテルアストレア快勝「期待通りの差し脚」/スパーキングレディーC
<スパーキングレディーC>◇3日=川崎◇Jpn3◇ダート1600メートル◇3歳上牝◇出走12頭◇1着賞金3000万円◇1着馬(地方競馬所属馬に限る)にレディスプレリュードの優先出走権 1番人気アーテルアストレア(牝5、橋口)が直線で差し切り、重賞3勝目を挙げた。勝ちタイムは1分41秒5。菱田裕二騎手(31)、橋口慎介調教師(49)ともにこのレースは初制覇となった。 ◇ ◇ ◇ 3度目の川崎で結果を出した。菱田騎手は「コース形態を考えて今までの形を崩すような競馬もしました。前回(エンプレス杯6着)はそれがあだとなってリズムを崩したけど、今回はいい時のリズムを意識して乗ろうと思いました」。前3頭が飛ばず流れを後方2番手で追走。3角手前からスパートすると、最後は追いすがってきたキャリックアリードを首差で退けた。川崎初参戦は昨年3月のエンプレス杯で4着。今年の同レースが6着。3度目の今回は馬の力を信じ抜き、その末脚を存分に生かし切った。 快勝を見届けた橋口師は「今回は調教からかなり動けていました。期待通りの差し脚でした」と笑顔。次走は「状態を見てからにはなりますけど」としたが、夏休みを挟んで10月1日大井のレディスプレリュード(Jpn2、1800メートル)で連覇を狙うことになりそうだ。【牛山基康】 ◆アーテルアストレア▽父 リーチザクラウン▽母 スターズインヘヴン(ワークフォース)▽牝5▽馬主 フィールドR▽調教師 橋口慎介(栗東)▽生産者 (有)社台C白老F(北海道白老町)▽戦績 21戦8勝(うち地方7戦3勝)▽総獲得賞金 2億848万3000円(うち地方1億1900万円)▽主な勝ち鞍 23年レディスプレリュード(Jpn2)、24年クイーン賞(Jpn3)▽馬名の由来 黒い(ラテン語)+ギリシャ神話に登場する女神