西村康稔元経産相が公明党集会で「心から心から感謝」 陣営が恐れるのは「あの人」の緊急参戦
■「泉氏に今回ばかりはご遠慮願いたい」 兵庫9区からは西村氏のほかに、いずれも新顔で維新の加古貴一郎氏、立憲民主党の橋本慧悟氏、共産党の高田良信氏が立候補している。 メディア各社の情勢調査では西村氏が優勢で、橋本氏が2番手、加古氏がその後を追う状況だ。 「西村氏の当選の可能性が高いという感じはある。そこで当選が決まった時のバンザイの撮影場所の打ち合わせをと事務所に依頼しても、拒絶されて困っている。過去の選挙では喜んで応じていたのですがね」(地元メディア関係者) 西村氏という大物議員相手にジャイアントキリングを狙う橋本氏は、テレビに引っ張りだこの前明石市長、泉房穂氏の「弟子」という肩書が大きな売りだ。 橋本氏に聞くと、 「訴えをしていく中で『うちは西村さんに入れるんや』とぴしゃりと言われることもあり、壁の分厚さを痛感する。厳しい戦いだが最後まであきらめません。泉さんの応援? 来てくれたら最高やけど……」 と話した。 西村氏の支援者は、こう話す。 「西村氏はリードしているが、裏金事件のこともあり、大量得票で圧勝するという状況ではない。西村氏が恐れているのは、泉氏が弟子のためにと応援に入ること。そうなれば形勢が逆転して橋本氏に無党派層や若者の票が流れるかもしれない。泉氏の選挙好きは知られてるところだが、今回ばかりはご遠慮願いたいと、テレビ出演中の泉氏を見るたびに手を合わせています」 (AERA dot.編集部・今西憲之)
今西憲之