【バレー】信州Ariesが開幕戦勝利。かつてのエースからのプレゼントに横田実穂「いろんな方に支えられてこの場に立てている」 東京サンビームズは203センチ張心穆意が現役復帰 Vリーグ女子
バレーボール2024-25 V.LEAGUE WOMENは10月26日に三重大学第一体育館(三重県)、元気フィールド仙台(宮城県)、熊本県立総合体育館(熊本県)、上田市自然運動公園総合体育館(長野県)、浜松アリーナ(静岡県)にて6試合を開催した。 上田市自然運動公園総合体育館(長野県)では昨季V2女子で2位の信州ブリリアントアリーズが東京サンビームズと対戦し、ホームの声援を受け東京に3-0で快勝した。
信州Ariesは長年チームを支えてきたエース・村山美佳が昨季で引退。メンバーも再編されたが、主将でセッターの横田実穂がコート内を統率した。 新加入のオポジット・王美懿(ワン・メイイー 元中国代表)が存在感を見せ、黒鳥南、高野夏輝ら若手サイド陣も奮闘。第2セット途中より投入された舛田紗淑がコート内を落ち着かせ、新旧メンバーが融合してチームを勝利に導いた。 主将の横田実穂は試合後の会見で 「不安もあったが、今朝、村山から寝起きの動画が送られてきてほっこりすると同時に勇気づけられた。村山だけではなく、あらためていろんな方に支えられてこの場に立てていることを実感した。その気持ちをずっと持ち続けてシーズンを戦いたい」 と長年の僚友とのエピソードを語ってくれた。
東京サンビームズは身長203センチのミドルブロッカー張心穆意(ちょうしんむい)が現役復帰。
インドネシア元代表でインスタグラムフォロワー161万人を誇るヨラ・ユリアナと対角を組んで信州Ariesに脅威を与えたが、 信州Ariesは効果的なサーブで東京を攻め、東京の強力ミドルを抑えることに成功した。
試合前にはエキシビジョンマッチとしてブリリアントアリーズジュニアと、同じく長野県を拠点とする長野GaRonsのジュニアチーム、ガロンズ夢王が1セットマッチで対戦し、信州Ariesの開幕戦に花を添えた。
またオープニングセレモニーも動画や演出を駆使し、SVリーグにも劣らない華やかさで開催された。 ヴィアティン三重は三重大学第一体育館で男女共催のホームゲームを実施。 本来はAGF鈴鹿体育館を会場に設定していたが、衆議院が解散し、選挙の開票所として使用されることになったため急遽会場を変更しての開催となった。 試合は3-1でアウェイのカノアラウレアーズ福岡が勝利した。 浜松アリーナではブレス浜松とJAぎふが対戦。優勝候補に挙げられる2チームの直接対決は3-1でホームの浜松の勝利に終わった。 ここまでの順位は他チームより1週早く開幕したカノアと倉敷アブレイズが3連勝で首位と2位につける。双方とも昨季V3のチームだが新生Vリーグで旋風を巻き起こすか。あらためて注目したい。
カノア(3勝0敗 ポイント9) 倉敷(3勝0敗 ポイント8) 信州Aries(1勝0敗 ポイント3) ブレス浜松(1勝0敗 ポイント3) フォレスト(1勝0敗 ポイント2) 仙台(0勝1敗 ポイント1) 広島(0勝3敗 ポイント1) JAぎふ(0勝1敗 ポイント0) VT三重(0勝1敗 ポイント0) 東京(0勝1敗 ポイント0) アルテミス(0勝2敗 ポイント0)