6回にPS4号ソロを放ったドジャース・ベッツ（AP）

　◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦　ドジャース6ー12メッツ（2024年10月18日　ニューヨーク） 　ドジャースは18日（日本時間19日）、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦で投手陣が打ち込まれ、敗戦。対戦成績が3勝2敗となった。 　先発・フラーティが初回にアロンソに先制3ランを浴びると、3回には打者9人の猛攻を受け一挙5失点。3回8失点で降板した。後を継いだハニーウェルもメッツに傾いた流れを止められず4回2/3を投げ4失点。14安打を打たれ12失点を喫した。打線はパヘスが2打席連続アーチを放つなど6点を奪って意地を見せたが、大量失点が響き及ばなかった。 　前日の4安打に続き、この日はPS4号ソロを含む2安打を放ち、PSの打率を.300としたベッツは「スコアが何であれ、私たちは27のアウトを（全力で）プレーする。彼らはプレーの準備をして、巻き返してくるのはわかっていた。1試合ごとに集中し、先のことを考えすぎてはならない。彼らはいいチーム。生きるか、死ぬかの状況だから、全力で臨んでくる。私たちもそのエナジーにマッチしなければいけない」とメッツの反撃をはね返す覚悟を示した。 　復調気配を示した自身の打撃については「（自身が打っても）意味はない。負けは負けだ。個人の勲章のためにここにいるわけじゃない」と笑顔なし。「あといくつか試合に勝つ術を見つけなければいけない。負けたけど、泣いている場合じゃない。先に進み、次のゲームに備えるだけだ。あと2日で次のゲームがある。集中して、そこで仕事をやり遂げたい」と言葉に力を込めた。 　この日4打数無安打に終わり、メッツとのリーグ優勝決定シリーズでは5試合で安打がないT・ヘルナンデスは、自身の打撃について「今季を通じてやってきたのと同じように臨み続ける。望む通りにはなっていないけれど、戦い、チームを助けようとし続ける」と淡々と話した。この日の試合については「得点のチャンスはあったけど、今日は彼らの方が上だった。先に進み、日曜日に勝たなければいけない」とコメント。どう切り替えるかについては「同じようなエナジーでプレーするよ。（心配は）していない」と話した。 　ホームで行われる第6戦に向け「ホームで勝てれば素晴らしい。私たちの街でファンと一緒に祝える。（祝祭は）盛大なものになるだろう」と次戦でリーグ優勝とワールドシリーズ進出を決めるつもりだ。