日本生命、来年度6%程度の賃上げ検討-4万8000人の営業職員が対象
(ブルームバーグ): 日本生命保険は2025年度に6%程度の賃上げを実施する方針を固めた。約4万8000人の営業職員が対象で、広報担当者は現在、労働組合と協議中と説明した。
広報担当者によると、25年度の賃上げは人件費ベースで100億円規模になるという。同社は23、24年度はともに7%程度、同ベースで130億円規模の賃上げを実施してきた。
営業職員と内勤職員で約6万8000人を抱える日本生命の筒井義信会長は、「財界の総理」とも呼ばれる経団連の次期会長に就任する見通し。日本銀行の植田和男総裁は19日、追加利上げ見送り決定後の会見で、「今後の賃金の動向についてもう少し情報が必要」と述べた。
日本生命の清水博社長は23日までに行ったインタビューで、25年度は営業職員に加え、内勤職員についても賃上げを実施する考えを示した。
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Nao Sano