働く学生「給料明細を毎回出す」扶養控除受ける親からは「何しているんだよ」 103万円の壁は見直しへ【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
いわゆる「103万円の壁」の見直しへ向けて20日進展があった一方で、「親の手取り」で悩む学生の声を聞きました。 【写真を見る】働く学生「給料明細を毎回出す」扶養控除受ける親からは「何しているんだよ」 103万円の壁は見直しへ【news23】 ■自公と国民が合意 「103万円の壁」見直しへ 固い握手を交わす、自民・公明の与党と国民民主党の政調会長たち。20日、3党はいわゆる「103万円の壁」の見直しを、政府の経済対策に明記することで合意しました。 国民民主党 浜口誠 政調会長 「103万円の壁について、令和7年度の税制改正の議論の中で引き上げると言い切っていただいた」 「103万円の壁」は、年収が103万円を超えると所得税が生じることから、“税の壁”とも言われています。 ■「103万円超えないように」働く学生と親世代の本音は さらに、学生などの場合、103万円を超えると扶養の対象から外れ、親の手取りが減るケースもあります。 例えば、親の年収が500万円の場合、子どもの年収が103万円を超えた際には、親の負担が8万8000円ほど増えるとの試算もあります。 学生たちからは… 22歳専門学生 「両親から『103万円超えないように』と言われていたので、103万円超えないよう働いている」 20歳専門学生 「(親から)絶対に103万円だけは超えるなって。『給料明細は、給料明細は』って感じで言われていて、毎回出して、計算を親がして『あと何万』(までと言われている)」 20歳大学生 「(103万円を)もう超えちゃって多少の税金は払うことになるけどそれ以上に稼いで、それをまかなえるぐらい、それでやりたいことをやれればなって」 ――両親から何か言われた? 「めっちゃ言われましたね。何しているんだよって」 20歳専門学生 「扶養ぎりぎり、103万円ぎりぎりで稼いでいる。物価が上がっているのにずっと一緒じゃないですか。昔から103万って。だから毎月カツカツ。買い物したりご飯いったりしてるとカツカツになっちゃうのできつい」 19歳大学生 「103万円が少なすぎて稼げなくなって、(年の)後半。だからお金が結局足りなくなる」