最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング29位。約1000人増加も…。成績散々でファン落胆?
2024シーズンの明治安田J1リーグはヴィッセル神戸の連覇で幕を閉じた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1~J3の全60クラブのホームゲーム入場者数を集計してランキング形式で紹介する。
29位:ヴァンフォーレ甲府 本拠地: JITリサイクルインクスタジアム 収容可能人数:15,853人 平均入場者数:8,274人 今季のJ2リーグで14位に沈んだヴァンフォーレ甲府だが、平均入場者数は昨シーズンの7,485人から8,274人に上昇している。天皇杯を制し、注目度が格段に上がった昨季よりも観客数が伸びているのは、クラブとして大きな進歩といえるだろう。 今季最も観客を動員した試合は、リーグ第7節の清水エスパルス戦だった。J2の強豪クラブであり山梨県と静岡県の隣県同士のマッチアップということから、14,248人がスタジアムに訪れた。 1万人を超えたのはこの清水戦を含めた2試合のみだが、9試合で8,000人以上と安定した集客を成功させたことで、8,274人越えの平均入場者数を記録するに至った。 しかしシーズンを振り返ると、多くの観衆の前でパフォーマンスを最大限に発揮できたとは言い難い結果となってしまった。ホーム戦19試合で5勝4分10敗と大きく負け越し、平均獲得勝ち点は「1」。甲府サポーターにとって歯がゆいゲームが続くこととなった。 昨季参戦したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、国立開催ではあったものの、毎回1万人以上の観客を動員し、ラウンド16の蔚山現代戦では1.6万人弱が来場した。この事実は、甲府の集客力を立証するものと考えられるはずだ。来季ホームで白熱した戦いを見せることが出来れば、おのずと観客動員は増加するだろう。
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