審判がギャンブル規定違反で処分、野球賭博は否定 正確なストライク判定で知られるホバーグ氏
MLBが、ギャンブル規定に違反したとして審判員のパット・ホバーグ氏(37)に処分を科したと14日、米メディア「アスレチック」が報じた。同氏は異議を申し立てているという。 【写真】審判員のパット・ホバーグ氏 MLBは今年のキャンプ中に調査を始めたとし、声明で「MLBの調査では、ホバーグ氏が担当した試合で不正がされたという証拠は見つからなかったものの、処分が正当であると判断した。ホバーグ氏は異議申し立てをすることを選択した。異議申し立てが終了するまで、これ以上コメントすることはできない」とした。なお、ESPNによると同氏は野球賭博への関与は否定しているという。 ホーバーグ氏は17年にメジャーの審判員に昇格。正確なストライク判定で知られ、球審を務めた22年のワールドシリーズ第2戦では全129球(ファウルボールなど判定が必要のない球を除く)を完璧に判定した。 今年のMLBでは賭博スキャンダルが相次いでおり、3月にはドジャース大谷翔平投手の元通訳、水原一平被告の違法賭博が報じられ、後に銀行詐欺罪などで訴追された。今月にはパドレスの内野手が野球賭博で永久追放処分を受けている。