英検1級に13歳で合格 大宮・栄東中2年生の白川さん 「英語は趣味」楽しく上達 将来は英語に関わる仕事に
◆プレゼン得意 英検1級は1次試験が筆記(リーディング、ライティング)とリスニング、2次試験がスピーキング(英語の面接)。日本英語検定協会によると、読む、聞く、話す、書くの4技能をバランス良く身に付けることが必須で、2次試験はその場でトピックが与えられて1分で考え、2分間スピーチし、その後、関連質問に答えていく形式だ。社会性の高い幅広い分野の話題が題材で、過去には「世界経済における日本の役割」「遺伝子組み換え食品の安全性」など。大人が日本語で答えるのも難しい。 白川さんは校内の英語弁論大会で最優秀賞に輝いたほど大のプレゼン好きで、2次試験のスピーキングが得意。それだけに、1次試験を通過した時の喜びが特に大きかったという。「あの緊張や感覚は一生忘れない」。一方で2次発表時は意外にも冷静だった。自身の番号をパソコンに入力すると、“合格”の2文字。14歳の誕生日数日前の吉報に、「ほっとした部分が大きかった」と胸をなで下ろした。
◆純粋な気持ち 白川さんは4歳で英会話教室に通い始めた頃、初めて外国人の先生を見て「イケていて、仲良くしたいと思った記憶がある」。そして、今でも変わらず根底にあるのは「英語が楽しい」という純粋な思いだ。将来就きたい職業は、まだ決まってないが「英語に関わる仕事がしたい」と力を込める。白川さんにとって、“英語”とはどのような存在なのか。「コミュニケーションツールでもあり、趣味」。にっこりと笑って答えた。