<ここに注目>攻撃力抜群の大阪桐蔭 鳴門はエース左腕が粘れるか 選抜高校野球
鳴門・三浦鉄昇主将の話
明治神宮大会で優勝している相手と試合ができて光栄。今年のチームは投手がいいので、守備からリズムを作り、打撃ではどの打順からでもチャンスが作れる。相手は一人一人のレベルが高いが、束になって戦いたい。
春夏で過去21回出場
1909年に旧制撫養中学校として開校した県立校。48年に新制鳴門高校が設立された。「誠実・勤勉・質実・剛健」が校訓で、これまでに巣立った卒業生は旧制時代を含めて3万1000人を超える。全日制と定時制の普通科からなり、2021年12月末の在校生は862人。 野球部は1911年創部。戦前も含め、甲子園に春夏合わせて過去21回出場している古豪。春は51年に優勝し、52年に準優勝。夏も50年に準優勝した実績を誇る。 OBにプロ野球・元西武の潮崎哲也さん、元ヤクルトなどの秦真司さんら。陸上部などの運動部も活動が盛ん。
鳴門・OBで元コーチの甲本裕次郎さん
抽選会をネット配信で見ながら、大阪桐蔭を引き当てるよう祈っていました。名実ともに日本一のチームであり、素晴らしい対戦相手。チャレンジャーとして、結果を気にせず自分たちの力を十分に発揮してほしいし、どこまで彼らの力が通用するか楽しみです。 2021年8月末までコーチを務めました。7月の徳島大会初戦敗退は「何でや。もっと力を出せる子たちなのに」と悔しかったものの、新チームはその日から練習を始め、秋の大会でしっかりと結果を出してくれました。 私の甲子園出場は、12、13年春夏の4回。13年春の3回戦、センターのフェンス際で大飛球をジャンプして捕ると、大歓声が湧き起こりました。「一つのプレーでこんなに盛り上がるんだ」と鳥肌が立ったのを覚えています。甲子園は特別な場所。全国のレベルを感じてきてください。