プーチン大統領 ウクライナ軍の越境攻撃は“失敗に終わった”と主張
日テレNEWS NNN
ロシアのプーチン大統領は2日、ウクライナ東部への攻勢で大きな戦果をあげていると強調し、ウクライナ軍の越境攻撃はこの攻勢を止められず、失敗に終わったと主張しました。 プーチン大統領は2日、学校の新年度に合わせた公開授業を実施し、ウクライナ侵攻をめぐっては、東部ドネツク州での攻勢で大きな成功を収めていると強調しました。「かつてないスピードで進軍している」として、ドネツク州の要衝ポクロウシク制圧に向けて、急速に前進するロシア軍の戦果をアピールした形です。 また、ドネツク州から300キロほど離れたロシア西部でウクライナ軍が続ける越境攻撃をめぐっては、ドネツク州に展開するロシア軍の主要部隊を転戦させる狙いもあったとされますが、こうした動きはみられていません。プーチン大統領は、越境攻撃については、あくまで挑発だとして「対処する」と述べるにとどめました。 一方で、越境攻撃はドネツク州でのロシア軍の攻勢を阻止できておらず、失敗に終わったと主張していて、今後もウクライナ東部での攻勢を優先する構えをみせています。