強烈な幻覚……「新しい自分になる」と8階から飛び降り死 危険ドラッグ「1D-LSD」とは? お香に偽装も【#みんなのギモン】
■ネット通販の他、雑貨店を装うことも
斎藤キャスター 「こんな危険なものをどうやって手に入れるんですか?」 富田解説委員 「新宿区で亡くなった女性は、1D-LSDを含むとみられる製品をインターネットで購入したとみられています。東京都保健医療局によると、危険ドラッグはネット通販の他、雑貨ショップやセレクトショップを装って売られているということです」 「どのような形で販売しているのか。法の網をくぐり抜けるために、お香やバスソルト、ハーブ、アロマなど一見身体に摂取するものとは分からないように偽装されて販売されているそうです」
■若者が手を出してしまう背景に何が?
富田解説委員 「若者が危険ドラッグを使用する背景に何があるのか。手を出してしまう心理について舩田教授は『使っても捕まらないので、指定薬物に比べて抵抗感が少ないこと』や、規制がかかっていないため『危険ではないと思い込んでしまうこと』を挙げています」 「さらに動機としては『閉塞感や、生活や仕事がうまくいかずに逃げ出したいときに気分を変えるために手を出してしまうことがある』と言います」 「しかし舩田教授は『未知の製品であり、場合によっては指定薬物よりも危険な可能性もある。自分の身体で試すような行為は非常に危険』と指摘しています」
■「規制されていないから安全」ではない
鈴江アナウンサー 「規制されていないから安全なもの、とは決して思ってはいけないということですよね」 富田解説委員 「そうですね。舩田教授もそのように指摘していました」 鈴江アナウンサー 「いたちごっこで規制がなかなか届いていないと分かった上で、大切な人生を壊してしまうリスクのあるものだと知ってもらいたいですね」 森アナウンサー 「何かうまくいかないことは大人にもあるわけで、それをうまく乗り越える力を身に付けてほしいなとは感じました」 鈴江アナウンサー 「絶対に手を出さないでもらいたいです」 富田解説委員 「厚労省は1D-LSDについて『乱用するとどういう症状が出るか分からないため、絶対に使用しないでほしい』と呼びかけています」 (2024年4月8日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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