慶應大・清原正吾はなぜ“ドラフト指名漏れ”になったのか?「もしプロを目指すなら…」自身も“社会人→プロ入り”のレジェンド・小笠原道大が証言
指名されなかったからといって、決して終わりではない
――小笠原さんは暁星国際高からNTT関東に入社し、22歳で日本ハムに指名されました。そこから2120本のヒットを積み上げた“遅咲き”のレジェンドとして、今回指名されなかった選手たちに伝えたいメッセージはありますか。 小笠原 大学でも、社会人でも、独立リーグでも、そこでしか経験できないことが必ずあります。それは野球の厳しさも、社会の厳しさも含めて。もう一度指名されるチャンスまでに、とにかく大切に時間を使ってほしいですね。僕だって高校生のときは、とてもプロなんて考えられるようなレベルの選手じゃなかった。進路の選択肢が増えたことで、昔に比べてプロになるチャンスは広がっている。「ここからプロへの道がつながっているんだ」と、このドラフトをスタートラインにして一歩目を踏み出してほしいです。 ――今回指名されなかったからといって、決して終わりではない、と。 小笠原 うまくいかなかったからこそ、火がつくこともありますから。逆境に置かれた人間のエネルギーってすごいですよ。逆に「入らなくてよかった」と思うくらいじゃないと。「もっともっと評価を上げて、上位で入ってやる」くらいの気持ちで野球に取り組んでほしいなと思います。 <ドラフト解説「セ・リーグ編」「パ・リーグ編」から続く>
(「プロ野球PRESS」曹宇鉉 = 文)
【関連記事】
- 【貴重写真】「まるで俳優…“母ソックリ?”な清原正吾」「弟は父・和博に似てる? 比較写真」Number撮影のカッコいい写真&秋季リーグ戦の豪快な本塁打シーンも…一気に見る
- 【セ・リーグ編を読む】「金丸夢斗投手を引き当てただけで満点」中日OB・小笠原道大キッパリのウラで「ジャイアンツは本当は投手に…」ドラフト各球団の“思惑”
- 【パ・リーグ編を読む】「日ハム、ロッテもいいが…」今年のドラフト“パ・リーグで最も成功した球団”は? 楽天・宗山塁は「いきなり1、2番起用も」小笠原道大が大胆予想
- 【あわせて読みたい】なぜ慶大・清原正吾をドラフトで指名しなかった? 父が所属した3球団のトップを会場で直撃!「それはちょっと…」
- 【貴重写真】大谷17歳、超細いのに甲子園で衝撃の特大HR、ぷっくり捕手な村上17歳。ガリガリな柳田、ヤンチャそうな学ラン姿の張本、実は投手だった王さん…名選手160人超の高校時代を見る