斉藤国土交通大臣 ダム視察 太田川水域の洪水対策 広島
大雨災害対策として太田川水系のダム治水機能強化が検討される中、斉藤国土交通大臣が樽床ダムなどを視察しました。 斉藤大臣が視察したのは北広島町の樽床ダムと安芸太田町の温井ダムです。 国土交通省は西日本豪雨を踏まえ、太田川水域の洪水被害を軽減するためダムの治水機能の強化を計画しています。 既存のダムでは中国電力が管理する発電専用の樽床ダムなどの洪水調節機能の強化を図りたい考えです。 また、新しい治水ダムを安芸太田町吉和郷地区に建設する計画も浮上していて、洪水軽減効果などの調査が始まっています。 新治水ダムは調査、設計などで5年、完成まで30年程度かかると見込まれています。 中国地方整備局は新ダムありきではなく、まず既存ダムの活用を検討したうえでさらに洪水対策が必要であれば新しいダムの整備を検討したいとしています。