国連、シリア安定協力要請 イスラエルは空爆停止を
【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は19日、アサド政権が崩壊したシリアは依然として不安定な情勢が続いているとして、各国に「シリア人自身による」平和的な政権移行に協力を求めた。イスラエルにはシリアへの空爆の停止と、シリアから占領したゴラン高原の非武装地帯(DMZ)から撤退するよう訴えた。 米ニューヨークの国連本部で記者団の取材に応じたグテレス氏は、将来的な新憲法の制定や選挙の実施に向け、暫定政府など幅広いシリア関係者らと協議を進めていると説明。アサド政権時代の弾圧で行方不明になった人々の調査の実施も表明した。