「久米南町二十歳の集い」 大人としての第一歩 成人の日を前に開催/岡山・久米南町
成人の日(13日)を前に「久米南町二十歳の集い」が3日、岡山県久米郡久米南町下弓削の町文化センターで開かれ、本年度20歳を迎える町内の39人(男24人、女15人)が古里への思いを胸に、大人としての第一歩を力強く踏み出した。 【写真】片山町長と本年度二十歳を迎える若者たち
式典には対象者39人のうち26人(男18人、女8人)が出席。片山篤町長が「これからの社会はさまざまな課題を抱えており、みなさんは将来の予測が困難な時代に合わせて柔軟に対応することが求められる。挑戦には成功も挫折もあるが、心安らげる場所、勇気をもらえる場所として久米南町はあり続けるので安心してチャレンジしてほしい」と激励した。
続いて代表として同町下弓削出身の長谷川果凜さん(20)=京都橘大学2年生=が「地元を離れて知る地域のあたたかさや家族、友人の大切さはこれから何度も感じることになる。過去の思い出と未来への期待を胸に自覚と責任を持ち、自分らしく道を歩んでいく」と誓いの言葉を述べた。
式典終了後は大道芸人のショーが行われ、会場を楽しませた。長谷川さんは「20歳の節目を迎えて大人の仲間入りをしたことに対する実感が湧いてきた。現在は救急救命士を目指して勉強している。危険な状態の人の元に一番に駆け付けて救える人になりたい」と話していた。
民法改正により2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたが、同町では「成人式」の名前を変更し、引き続き20歳を迎える若者を対象に門出を祝う式典を開催している。
津山朝日新聞社