諏訪湖と八ヶ岳背景にトリックアート「SUWAKO」…武井武雄の作品から着想
長野県岡谷市は26日、岡谷湖畔公園希望の広場に、同市出身の童画家、武井武雄の絵「かたちのうた」から着想を得て製作した「SUWAKOモニュメント」を設置した。モニュメントはトリックアート風。おもちゃ箱をひっくり返したような不思議な立体物が並び、案内板の前に立つと、諏訪湖と八ヶ岳を背景に「SUWAKO」の6文字が読み取れる仕掛けのデザインだ。 【写真】諏訪で親しまれる「鳥ぱん」
広場は、諏訪湖と天竜川を仕切る釜口水門の隣にある。4月に諏訪湖サイクリングロードが全線開通したのを機に、諏訪湖と岡谷の名を全国に発信する新たなフォトスポットとして地域発元気づくり支援金を活用して製作した。
デザインした市内の建築事務所役員の浜元気さん(42)は「武井の画集を見ていたら目に留まったのが、大きな積み木が散らばった『かたちのうた』。モニュメントをきっかけに武井に興味をもってもらい、子どもたちの遊び心を育んでいけたらと思う」と話した。