THE ALFEE・高見沢さんも「読み始めたら止まらなくなった」。注目ドラマの原作漫画
大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんが今イチオシの漫画を紹介! ここでは、配信ドラマも話題になっている、超能力×ミステリー作品『七夕の国』について語ります。
予測不能な超能力×ミステリー漫画『七夕の国』
『七夕の国』 岩明 均/著 小学館刊 全4巻 「あらゆるものに穴を開けられる」という超能力をもつ大学生の南丸洋二(みなみまるようじ)はある日、民俗学の教授・丸神から呼び出される。だが、丸神教授は行方不明になっており、ゼミの仲間と消息を確かめる旅に出ることに…
展開の面白さにワクワクドキドキ
春ツアーファイナルは名古屋、ちょうど七夕でした。終わってホテルでこんな夜にピッタリと見始めた配信ドラマ、原作がコミックと知りKindleで購入、読み始めたら止まらなくなってしまいました。 南丸洋二、通称ナンマル君はコップに小さな穴を開けるという超能力があり、大学で新技能開拓研究会の部長でもありますが、如何(いかん)せんチープな能力のため部員達も辟易(へきえき)気味です。ところがそのチープなパワーは、東北のとある里に伝わるとんでもない超能力だったのです。 里で毎年なぜか6月に行われる七夕祭り、手が届く者と窓を開ける者、これらの謎は戦国時代にまでさかのぼり、色々あってナンマル君の能力は覚醒し、里にまつわる伝説と相まって物語は大団円に向かいます。SFサスペンスに戦国時代、未知との遭遇的スペクタクル感など、展開の面白さにワクワクドキドキでした。さすが『寄生獣』の岩明均氏原作だけのことはあります。コミック同様、配信ドラマもイケてます。
高見沢俊彦