プロアマ戦でアプローチを放つ石川遼

　米男子ゴルフのZOZOチャンピオンシップは24日から4日間、千葉県のアコーディア習志野CCで開催される。2年連続4回目出場の石川遼（33＝CASIO）は23日、プロアマ戦に出場して最終調整した。 　プロアマ戦では元プロ野球選手の松坂大輔さん（44）と同組でプレーした。メジャーでも活躍した名投手からは野球の技術的な話も聞けたそうで「ピッチングとゴルフのフォームは似てると思う。どういう感覚でボールを投げているのかという話が聞けた。感覚の部分の話は聞いて楽しかった」と話した。 　2週前の日本オープンではツアー屈指の難コースを攻略し8位に入った。「自分なりに良い経験を積めた」とある程度の達成感を得ているものの、改造中のスイングに関しては課題も見つかった。「悪くなった部分がスイングであった。（試合のなかった）先週は修正しながらやったけど、なかなか良くならない」と首をひねり「優勝争いするには自分自身のチューンアップをしないといけない」と調整を急いでいる。 　前回大会は日本勢最高の4位で終えた。最も印象に残ったのは第3日に同組で回ったC・モリカワだ。最終的に優勝したメジャーチャンピオンの第3日のプレーを振り返り「3パットが先行して苦しい流れだったけど（メンタルが）ショットに出ない。パワーと飛距離と体。メジャーを勝つ選手のとんでもない強さを見れた。彼のプレーは今でもモチベーションになっている」と賛辞を並べた。 　その上で「そういう選手に勝てるかもとか、勝ったとか、そういう経験をしたいと思っている」とプライドもにじませた。 　予選ラウンドはマーベリック・マクニーリー（28＝米国）、米ツアー4勝のチャーリー・ホフマン（47＝米国）と同組で回る。