"もしトラ"の引き金にもなり得る「金利高」の思わぬ副作用
FRBによる金融引き締めなどを背景に、アメリカ国民の生活実感は悪化している(写真:Hiroko Masuike/The New York Times)
アメリカ経済を巡る謎の1つを、サマーズ元財務長官率いる研究グループが解いたようだ。 インフレ率と失業率はアメリカの消費者にとって身近で重要な経済指標であり、それらを合わせた悲惨指数(ミザリー・インデックス、アメリカ国民の経済的な生活の実感を数値化した指標)と消費者センチメント(ミシガン大学の調査による消費者態度指数、アメリカ国民の消費マインドを数値化した指標)との間に、従来は高い相関があった。しかし新型コロナ禍以降、悲惨指数では説明できないほど消費者センチメントは悪化した。 その謎を解くカギは金利だ、とサマーズ氏らの研究グループは指摘している。
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小野 亮