「整形手術しました。数百万円単位です」“紀州のドン・ファン殺人裁判”須藤早貴(28)が使ったドン・ファンマネーの総額「ポルシェ2台、ハーレーも購入」 “覚醒剤 死亡”と検索したのは「直前に尾崎豊の動画を見てたから」
〈“紀州のドン・ファン殺人公判”「キメて他の女とセックスすると思った」「私はお断りです」須藤早貴被告(28)の言い分…夫に頼まれ覚醒剤を購入〉 から続く 【実際の画像】セクシー作品4本に出演し約38万のギャラを手にしたことも… 須藤早貴被告の写真を見る 須藤早貴被告(28)は覚醒剤を使って元夫の野崎幸助氏(享年77)を殺害したのか――。和歌山地裁で行われている注目の裁判員裁判は、11月15日、大詰めとなる3回目の被告人質問を迎えた。 野崎氏が和歌山県田辺市にある自宅2階の寝室で死亡したのは、2018年5月24日。第一発見者が、当時22歳の新妻・須藤だった。後日、野崎氏の死因は多量の覚醒剤を経口摂取したことによる急性覚醒剤中毒と判明する。
「私は何年も人殺し扱いなので。クソッと」
この日、検察側から野崎氏の死を知った時の感情を「どちらかといえば“無”」と答えた須藤。改めて野崎氏の死をどう思ったかを問われると、しばし沈黙して「目の前にいるなら文句を言ってやりたい」と静かに怒りを滲ませた。 その発言を受け、弁護側が「いま本人がいると思って文句を言ってみて」と促す。 「もうちょっと死に方を考えてほしかったです。社長(野崎氏)があのタイミングで死んだせいで、私は何年も人殺し扱いなので。クソッと」(須藤の法廷証言より) 司法担当記者が整理する。 「そもそも、須藤被告は野崎氏に『恋愛感情はなかった』と言い切り、金目当てで結婚したことも否定していません。求婚する野崎氏に対して、毎月100万円をもらう一方で、性交渉も同居もしない、そんな条件を飲ませ、2018年2月に入籍しています。 プロポーズの際、野崎氏から遺産をもらってほしいと言われ、須藤被告も自然死を待っていずれ遺産をもらうつもりだったようです。ところが、3月下旬から早くも野崎氏が離婚を口にするようになり、その月末から須藤被告が田辺市で同居を開始。5月、野崎氏は自宅で命を落としてしまうのです」
「(遺産より)月100万円の方が大事でした」
検察側は、野崎氏の死を「須藤による遺産目当ての殺人」と指摘。須藤は11月11日の被告人質問で「遺産目的で結婚したことは誰にも隠していない」と証言したが、質問最終日となる15日、あらためてこう強調した。 「結婚は遺産目的というか、お金目的です。私にとっては先のこと、未来より、目先のことの方が大事。(遺産より)月100万円の方が大事でした」 あからさまな金銭欲を披瀝した須藤が、野崎氏の死後、莫大な金を手にしていたのも事実。事後対応を任せた弁護士の勧めで野崎氏の会社の代表に就任した須藤は、同年9月6日、役員報酬として約3800万円を受け取っている。検察側の冒頭陳述によれば、須藤は元夫の死後、6800万円強の“ドン・ファンマネー”を個人口座に移し、逮捕までの約3年間で約5500万円を使っていたという。 15日の公判では、その使途にも質問が及んだ。以下は、検察側とのやりとりだ。
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