<津田寛治>「さよならマエストロ」“妻”LiLiCo&“娘”おじゃすの印象は 7話の見どころは西田敏行の演奏シーン
俳優の西島秀俊さん主演の連続ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系、日曜午後9時)に出演する津田寛治さん。第6話(2月18日放送)では、津田さん演じる晴見フィルハーモニーのコンサートマスターでバイオリン奏者の近藤益夫が、指揮者としてラストの演奏を飾るシーンが登場し、話題になった。津田さんに、撮影現場の様子や近藤の印象について聞いた。 【写真特集】近藤が念願の指揮者に! 第6話の演奏シーン
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--これまで演じてきて、近藤というキャラクターにどんな思いをお持ちですか。
近藤って人間臭いなと思いますね。ただ音楽好きのいい人というわけではなく、ちゃんと人生を背負って生きているというか。建設会社の社長という仕事にもすごく誇りを持っているし、家庭では奥さんに弱くて娘にも顎で使われているけれど、家族も大事にしている。そして“家族”と“仕事”という男にとって大切な二つのものの中にバイオリンというのがすごく“ひねった”状態で入っているのがすごくリアルだなと思います。
僕の中の設定として、きっと近藤が社長を務める建設会社は、親から受け継いだものなんじゃないかというのがあって。会社を一代で築いた父親がその経済力を誇示するために息子にバイオリンを習わせて、でも近藤はそれを一度は「やりたくない!」と投げ出したんじゃないかなと思うんですよ。そこで一旦グレて(笑い)。でも、“道を外れそうになっていた自分をバイオリンと晴海フィルが救ってくれた”ようなところが彼にはあるんじゃないかと思いながら演じています。
--家族というと近藤の妻役がLiLiCoさん、娘役がおじゃすさんだというのも話題になりました。
僕も撮影の前日くらいに知ったのでびっくりしました(笑い)。LiLiCoさんとは別の作品で共演したこともありますし、俳優とインタビュアーとしてもご一緒することもあったので気恥ずかしくもありましたが、現場ではLiLiCoさん節全開で楽しそうにやられていたので嬉しかったです。