がんばらずに早起きできる10のアイデア
2. 早く寝床に就く
早起きをしようとする一方で、寝床に就く時間は今までとおりだとすると、問題が生じる恐れがあります。当たり前のことのように感じるかもしれませんが、見落とさないようにしましょう。 カリフォルニア州パシフィックパリセーズにある Concierge Choice Physiciansに所属する睡眠専門家であるデーモン・ラスキン博士はこれについて、次のように指摘しています。 私たちが深い回復睡眠を得るのは、レム睡眠が起こる早朝の時間帯。そのため、もし睡眠時間を短くすると、十分な睡眠がとれずにリフレッシュされない感じがするでしょう。 十分な睡眠をとるために、新しい起床時間を考慮して、十分な睡眠を確保する必要があります。大半の成人は、1日に7時間から9時間の睡眠が必要です。現在では、スマートウォッチやフィットネストラッカー、携帯電話に内蔵されたツールがありますので、最適な睡眠時間を知ることに役立ちます。 必要な睡眠時間がわかったら、起床時間からその睡眠時間を引き、そこから進めましょう。
3. 眠りやすい習慣をつくる
起きている状態からすぐに眠ることはできません。そのため早く就寝するためには、寝床に就く準備も早める必要があります。 寝床につく時間のアラームを設定してもよいでしょう。そのアラームが、就寝に向けたリラックスタイムに入るべきだと知らせてくれます。 睡眠の質に影響するので、少なくとも寝る1時間前には電子機器から離れましょう。スティーブンソン氏の指摘は次のとおり。 健康に関してほとんどの人が、300カロリーのブロッコリーと300カロリーのトゥインキー(Twinkie:スポンジケーキのお菓子)が体にとって同類ではないことを知っています。 睡眠もこれと同様です。残念ながら、現代では多くの人がトゥインキーのような睡眠をとっているため、適切な脳活動が行なわれていません。これは、電子機器がメラトニン(睡眠周期を制御するホルモン)の生成を抑制しているからです。 スティーブンソン氏によると、電子機器から発生するブルーライトに1時間さらされるたびに、メラトニンの生成が30分抑制されるのだそう。彼は「8時間の睡眠をとっているかもしれませんが、それでも起きたときに疲れがとれていないと感じるはず」と指摘します。 だからこそ、1日の最後の時間を電子機器の画面を見ない活動にあてましょう。たとえば、紙の本を読む、身だしなみやスキンケアのルーティン、翌日の服の準備、お茶を飲むなど、リラックスできることを行なってください。