明治大は大会無失点で準決勝敗退…広島内定FW中村草太「そこが敗因」5試合で得点わずかに2と攻撃陣振るわず
[12.25 インカレ準決勝 新潟医療福祉大0-0(PK4-3)明治大 栃木県グリーンスタジアム] 【写真】「イケメン揃い」「目の保養すぎ」今季MVPの武藤嘉紀が豪華メンバーで会食 とにかく点が取れなかった。連覇を目指して準決勝まで勝ち上がった明治大(関東1)だが、ここまで5試合で2得点。それもグループリーグ2戦目の大阪学院大戦で2点を決めただけだった。5試合無失点に封じた守備陣の奮闘が目立っただけに、より攻撃陣の不甲斐なさが際立った。 主将FW中村草太(4年=前橋育英高)は「5試合で2得点という結果はあり得ないですし、そこが敗因」とキッパリと話すと、PK戦で下級生が失敗して敗れた結果にも「4年生が責任を背負うというか、明治を体現できなかったからこういう結果になったのかなと思います」と矛先を自分たちに向けた。 史上初となる関東リーグの得点王をアシスト王を2年連続でW受賞した中村。来季入団する広島には、鳴り物入りで加入することになる。コロナ禍でなかなか評価を得られなかった高校時代だったが、大学で確かな成長を掴んでのプロ入り。そこは本人も「4年間を通してみればものすごく成長できた。明治大学もそうですし、この大学サッカーという組織に感謝があります」と手ごたえを感じている。 ただ1か月半後に迫るJ1リーグ開幕戦でスタメンを掴んで得点を決めるという目標を掲げるが、「今のようなプレーをやっていたらプロでは通用しないと思っている」とも感じているという。「今年を振り返っても僕個人としてすごく波があったなと思う。そこの反省点というところを改善しないといけない」。まさかの大会無得点で大学サッカー最後の大会を去ることになった中村だが、この悔しさは必ず成長に繋げてみせる。