小学校のスケートリンク 冬の子どもたちの歓声が楽しみで…積み重ねた準備が実る
長野県小諸市で唯一の校庭リンクがある同市諸(もろ)の水明小学校で、体育の時間に児童たちがスケートを始めている。リンクは毎年、5年生が稲作をする水田を職員らが整備。今季は昨年12月に全面凍結した後に解けたが、今月8日以降の寒波で厚さ10センチほどに。子どもたちは歓声を上げていた。 【写真】坂本や宇野がエキシビションに出演 長野市で全日本フィギュア
校舎北側にあり、約200平方メートル。コメを収穫した後の11月にトラクターで田起こしや代かきを何度もし、湧き水を入れた。職員らが毎日夕方、水をまいて仕上げている。
児童は、卒業生らが寄贈したスケート靴を利用。6年1組の25人は12日、足の運び方を教わり、手をつないだりスピードを競ったりしながら滑った。小林知暉(ともき)君(12)は「1年ぶりに滑れてうれしい。昨年よりうまくなったと思うよ」と息を弾ませていた。
スケートの時間は2月いっぱいは続く予定。水まきを長年手伝っている近くの花岡一登さん(93)は「今年も始まったね。子どもたちが冬のスポーツを楽しんでくれるのが一番」と話した。