イーサリアムL2「ブラスト」のトークンエアドロ、1週間後に迫る
ブラストのトークンエアドロップが1週間後に
イーサリアム(Ethereum)L2ネットワーク「ブラスト(Blast)」のトークンエアドロップが1週間後に実施される予定だ。同プロジェクトの公式Xから6月20日に発表されている。 「ブラスト」によるトークンエアドロップは、ブリッジドアセットポイントの「ブラストポイント(Blast Points)」に50%、デベロッパーポイントの「ブラストゴールド(Blast Gold)」に50%と分割されて割り当てられるとのこと。 なお「ブラストポイント」はETH、WETH、USDCの残高に基づいて配布され、「ブラストゴールド」はコアコントリビューターによってDappss(分散型アプリケーション)に配布される。 エアドロップ対象者は、「ブラストポイント」または「ブラストゴールド」を所有しているEOA(外部所有アカウント)で、「ブラスト」のダッシュボードに一度はログインしている必要があるという。 またエアドロップの配布対象を計算する為にEOAにおける「ブラストポイント」と「ブラストゴールド」の保有量を確定する必要があり、Dappsは6月25日午前8時(米国東部時間)までに全ての「ブラストポイント」と「ブラストゴールド」をユーザーに配布しなければならないとのこと。 ちなみに「ブラスト」によるトークン名称およびティッカーシンボルは、まだ公開されていないようだ。 ●「ブラスト」とは 「ブラスト」は、オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)を採用したイーサリアムのL2ネットワークだ。 同ネットワークは「ネイティブ・イールド」という仕組みにより、預け入れたイーサリアム(ETH)およびステーブルコインに対して自動的に利回りが提供される特徴がある。該当するトークンをブリッジし保有しておくと残高が自動で増えていくとのこと。ウェブサイトにはETHで4%、ステーブルコインで5%の利回りが実現しているとのこと。 「ブラスト」は、アグリゲーター機能実装のプロトレーダー向けNFTマーケットプレイス「ブラー(Blur)」創設者のパックマン(Pacman)氏が開発を進めるブロックチェーンだ。 昨年11月にアーリーアクセスをスタートしており、アーリーアクセスの参加者が発行可能な招待コードを使用することで同ネットワークにトークンをブリッジできる。
一本寿和(幻冬舎 あたらしい経済)