小田急が通勤車両リニューアルへ 座席幅を最大13ミリ拡大
小田急電鉄(本社・東京都新宿区)は、2014年4月から通勤車両1000形のリニューアルに着手した。省エネルギーを推進し、運転電力を最大36%削減するほか、座席幅を最大13ミリ拡大するなど車内空間をより快適にし、人にやさしい車両を目指す。12月ごろから一部車両で営業運転を始める。
対象車両は、1000形160両(除くワイドドア車36両)。2014年度は2編成8両をリニューアルする。2021年度までにすべてのリニューアルを完了する予定。朝や夕方のラッシュ時でも、少しでもさわやかさや温もりを感じてもらおうと、車内壁面や天井を明るい配色にした。床は木漏れ日をイメージしたデザインにした。 また、座席の色はヨーロッパコマドリとその卵がモチーフ。一般席はロビンスブルー、 優先席はルベキュラーグレー。1人あたりの座席幅は最大13ミリ拡大した。このほか空調装置の容量アップと風量調整可能な送風機の採用や、LED照明を採用するなど、快適性を向上させる。