道頓堀「グリコ5代目看板」最終点灯カウントダウンを「くいだおれ太郎」が友情で盛り上げ/大阪
カウントダウンを盛り上げまっせ―。リニューアルが決まり8月17日で現在の「5代目看板」が消灯する大阪市中央区道頓堀の「グリコ看板」。その看板のカウントダウンを盛り上げようと26日、同じく道頓堀の名物「くいだおれ太郎」が応援に駆けつけ、同看板と記念撮影を行った。突然の大物看板の共演に周囲にいた観光客からは歓声があがるなど戎橋が盛り上がりをみせた。この写真は消灯日まで50日となる29日に、江崎グリコのツイッターやフェイスブックで公開される予定。
広報担当者「著名な方の『友情出演』募集中です」
この企画は、現在点灯している看板がリニューアル工事のため8月17日で点灯を終えることから、その残り日数を同社のツイッターやフェイスブックで伝えようと企画されたもの。ふだんの投稿では、残り日数ボードを手にした観光客らが掲載されており、ネット上などでは「どうやったら載るんだ」などと話題になっている。 29日に「残り50日」を迎えることから、同社がくいだおれ太郎に「友情出演してほしい」とラブコール。「同じ町内の看板仲間」ということから出演を快諾したという。当日はくいだおれの名物女将こと柿木道子さんと、黒子2人らに連れられ、レトロなカメラを首にぶらさげたくいだおれ太郎がグリコ看板前に登場。報道陣らの記念撮影に応じ、近くの戎橋からは「太郎さんやー」という声も聞かれた。 また、戎橋上での記念撮影も行われ、周囲の盛り上がりは最高潮に。柿木さんは「太郎さんとグリコさんは『看板仲間』やからねえ。最後の姿を見られて幸せ。秋の新しい看板に頑張ってもらって。あ、太郎さんも頑張ります。あと、太郎さんはリニューアルしません」と報道陣の笑いを誘っていた。 同社の広報担当者は「こういう著名な方に来ていただけるのはうれしい。今後もこうした著名な方の『友情出演』を心よりお待ちしています。あと50日ありますので」などと話していた。
いつもの場所では「わてもたまには大阪観光しますねん」の看板
一方、この記念撮影の間、ふだん、くいだおれ太郎が常駐している「中座くいだおれビル」に太郎の姿はなく「わてもたまには大阪観光しますねん。お昼すぎには戻りますねん」という看板が飾られた。関東地方から観光に来たという人は「太郎がいなくて残念」と嘆いていたが、戎橋にいるとわかると「そっちの方がすごく珍しい」と、カメラを片手に小走りで向かっていった。