ドラマの影響で「検察事務官」を目指したいと話すようになった娘。「検察官」とはどのような点が異なるのでしょうか?また、年収はどのくらいですか?
検察事務官の平均年収
厚生労働省が運営する職業情報提供サイトによると、検察事務官の平均年収は1121万7000円でした。 検察事務官の給与は、採用時は一般の国家公務員と同じ行政職の棒級が支給されます。職務の特性上、一定の勤務経験を積んだあとに公安職の棒級が支給されるのが特徴です。一般的に、大卒程度の試験である「一般職試験」に合格した人は1年程度の勤務を経なければなりません。 検察庁の公式ホームページによると、採用時の初任給は22万5630円です。しかし、採用から1年が経過し、公安職として給与が支給された場合は、26万1970円に増額されると公表されています。 そのほかにも、期末・勤勉手当のようなボーナスや通勤手当、住居手当などの諸手当も支給されるため、安定した収入を得たいと考える人にもおすすめの職種といえるでしょう。
検察事務官になるためには
検察事務官になるためには特別に必要な資格はありませんが、国家公務員試験に合格する必要があります。大学の法学部において法律にまつわる内容を学ぶことで、就職してから仕事で役立つケースもあるでしょう。 国家公務員試験に最終合格した者の中から、各地方検察庁の面接を経て検察事務官として採用されます。検察事務官として採用された後、3年以上副検事の業務に従事し、その後に試験に合格することで検察官になることもあるようです。
仕事内容や年収を理解して検察事務官を目指しましょう
検察事務官の仕事内容やキャリアパス、年収を詳しく解説しました。事件の捜査や取調べをはじめ、さまざまな事務作業を担当するなど、検察官の補佐を中心とした幅広い職務を担当します。正義感や使命感が強い人に向いている職業といえるでしょう。 採用されるために司法試験を受験する必要はありませんが、国家公務員採用一般職試験に合格しなければいけません。検察事務官を目指している人は、検察庁のホームページを参考にするなどして、検察事務官の仕事について詳しく調べてみましょう。 出典 職業情報提供サイト 検察事務官 検察庁 検察事務官の職務内容 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部