落書きで汚れたトイレを大改造 沖縄・北中城村の子どもたち 美しい鳥や花が咲き誇るアート作品に
【北中城】北中城村内に住む子どもたちが12月14日、落書きで汚れた渡口多目的広場内のトイレの外壁などに鮮やかな色のペンキを塗って、きれいな鳥や花などの絵を描いた。アート作品のように生まれ変わったトイレを前に「きれいになったトイレを気持ちよく使ってほしい」と喜んだ。 どんぐり保育園なのにドングリの木がない 「うちにあるから持って行くよ」 ドングリから育てた苗をプレゼント 村内の公共施設への落書きが増えている中、地域住民や役場の職員らも参加し、子どもたちと一緒に午前9時から正午まで、トイレの外壁をキャンバスにして思い思いに描いた。 参加者は「アートは気持ちがこもっている作品、落書きは気持ちのこもっていないもの。みんなが見て気持ちのいいものを描きたい」と笑顔。子どもたちに絵を指導した西島麻衣さんは「子どもたちと一緒に考え、意見を交わしながら絵を描いた。自分たちが住む地域を自分たちでつくり出す意識が少しでも広まっていけばいい」と話した。 村建設課の安次嶺正春課長は「無秩序な落書きがきれいなアートに変わり、村全体が明るく楽しい雰囲気になってほしい」と話した。