ウンダブめぐる交渉が難航 シュツットガルト首脳陣は交渉期限を来週までと設定
昨季の躍進の立役者
昨年夏にブライトンからシュツットガルトに期限付き移籍で加入したドイツ代表MFデニス・ウンダブの去就がなかなか決まらない。 ウンダブは昨シーズン公式戦33試合に出場して19ゴール10アシストを記録。FWセール・ギラシ、MFクリス・ヒューリッヒらとともに攻撃の主軸を担い、シュツットガルトのブンデスリーガでの2位フィニッシュに大きく貢献した。 しかし、同選手の保有権を持っているブライトンとの買い取り交渉は難航している。シュツットガルトは2500万ユーロ(約41億円)の移籍金の他に来季のウンダブの個人成績に応じて追加ボーナスを支払うという内容のオファーを提示しているが、ブライトンは移籍金のさらなる増額を要求しているようだ。 こうした中、ドイツ紙『Bild』は、シュツットガルトの首脳陣がウンダブをめぐるブライトンとの交渉期限を8月4日までとしたと報じている。この日までに話がまとまらなかった場合は交渉を打ち切り、ウンダブの代役を移籍市場で探す方針に切り替えるという。 ウンダブ自身は、これまで現地メディアの取材に応じた際にはシュツットガルトへの残留を望んでいると度々コメントしてきた。また、シュツットガルトもウンダブの買い取りに成功した場合には年俸300万ユーロ(約5億円)の複数年契約を提示する用意があり、この契約内容についてはウンダブとも個人合意に至っているとも『Bild』は伝えている。 伊藤洋輝がバイエルン・ミュンヘン、ギラシがボルシア・ドルトムントに移籍するなど主力の流出が続いているシュツットガルトにとってはウンダブは来季に向けて絶対に引き留めたい選手であることは間違いない。 果たして来週までにブライトンとの話し合いをまとめることができるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部