2022年の日本上陸はどうなった? 気になる欧州大衆車オペル「コルサ」に乗って、アウトバーンで160キロ巡航をしてきました【Key's note】
アウトバーンでもしっかりと走る
エンジンはいかにも3気筒らしいチープな振動がありますし、パワーも十分ではありません。それでもアウトバーンで160km/hを記録したことには驚かされました。つまり、加速は十分ではないけれど、アクセルを踏み続けていればアウトバーンの流れにも乗ることが可能という、ドイツの高速道路走行で必須な要件を満たしているのです。 内外装もことさら高級感を求めてもいません。各種スイッチ類も、必要最低限の装備が必要なその位置にあるだけです。最近では大型タブレット端末をそのまま組み込んだかのようなモニターが主流ですが、コルサはドットの粗い旧態依然としたインターフェイスです。むしろシンプルな構成に親しみやすささえ感じるほどです。 オペルブランドはいま、ステランティスのアライアンスに属しています。ステラテスジャパンはかつて、2022年には日本マーケットにオペルを投入すると発表しました。ですが、世界を震撼させたコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響を受けて延期。その後のアナウンスは一切ありません。再上陸の撤退なのか延期なのか不明ですが、ともあれ、再上陸するのであれば、コルサもラインアップに加わると発表されています。 そんなコルサが群雄割拠の日本マーケットで存在感を表すことができるのか、はなはだ心配ではあります。ですが、ともあれかつては日本に存在していたオペル コルサの日本再上陸を楽しみにしたいと思います。
【関連記事】
- 【画像】シンプルなディスプレイなどオペル「コルサ」のディテールを見る(7枚)
- ◎ ずばり、ライバルはトヨタ「ヤリス クロス」とホンダ「ヴェゼル」…オペル「モッカ」に日本市場で活躍して欲しい私的な理由とは【Key’s note】
- ◎ ライバルは僚友! ニュル耐久シリーズ現在2位「目指せ日本人初のシリーズチャンピオン」…トーヨータイヤの作戦は?【Key’s note】
- ◎ なぜ黄色いクルマには虫が寄ってくる? フロントにびっしり虫の死骸がついてしまう代わりに事故が少ない理由とは【Key’s note】
- ◎ 車内の子ども置き去りは永遠になくならない!?…BYD「シール」の「幼児置き去り検知システム」を見て思うこと【Key’s note】