セリエAのパルマが中村俊輔氏の訪問を報告「彼は単なる観察にとどまらなかった」
セリエAのパルマは20日、JFA公認「Proライセンス」(通称S級ライセンス)取得のための海外研修として、横浜FCコーチの元日本代表MF中村俊輔氏が同クラブを訪れたことを報告した。 【写真】中村俊輔氏が福岡を率いた現パルマ指揮官と肩を組む 中村氏は現役時代の2002年から2005年にかけ、同じイタリアのレッジーナでプレー。今回の受け入れ先となったパルマとの対戦経験もある。現在チームを率いるのは元アビスパ福岡のファビオ・ペッキア監督。日本代表GK鈴木彩艶も所属している。 パルマの公式サイトによると、中村氏の研修は「2週間のノンストップ完全集中」で実施。クラブは「研修期間中、中村はペッキア監督とそのスタッフがチームに実施させた全ての活動を細部まで観察した。特に、トレーニングの管理やチームの戦術的アプローチに注目していた。しかし、彼は単なる観察にとどまらなかった。元MFである彼は、ペッキア監督やスタッフ全員と日々意見を交わしていた」とレポートしている。 中村氏は研修を振り返り、「ペッキア監督はアビスパ福岡を指導した経験もあり、日本サッカーをよく理解しています。(練習施設がある)コッレッキオ滞在中、彼やテクニカルスタッフとともに、トレーニング方法、戦術、戦略、トレーニングの種類、そしてパルマの組織全体について継続的に対話を行いました。クラブ、特に素晴らしい対応をしてくれたペッキアに心から感謝しています。彼は非常に協力的で、多くの質問をした僕に対して全ての答えをくれました。これは多くのことを理解する助けとなりました。この経験は忘れません」とコメントした。