イラン外相、空爆受けた在シリア大使館領事部を移設 イスラエル非難
[ダマスカス 8日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は8日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館で新たな領事部の建物を開設した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。従来の建物を先週の空爆で破壊したイスラエルは「罰せられる」と改めて警告した。 シリアのメクダド外相も開設式に出席。その後、両外相は病院で治療を受けている空爆の負傷者を見舞った。 イラン訪問団の一人はロイターに、イランとシリアの自動車合弁会社がこれまで本社として使っていた建物を転用し領事部を開設したと明らかにした。 メクダド氏は共同記者会見で、イランが中東各地で支援する武装組織のネットワーク「抵抗の枢軸」とシリアは共にあると表明した。 アブドラヒアン氏はイスラエルが「罰せられる」ことになると改めて指摘し、米国がイスラエルによるイラン大使館への攻撃に「責任があり、責任を取らせる必要がある」と強調した。 同氏はシリアのアサド大統領とも会談し、地域歴訪を終えた。