報徳学園がシード校の目黒学院撃破 2トライのWTB村田「借り返したい」 高校ラグビー
第104回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で行われ、報徳学園(兵庫)が28-12で目黒学院(東京第1)を下した。 報徳学園がシードの目黒学院を撃破した。堅いディフェンスと、スピード感ある展開を見せ、西條監督は「(3回戦以降がある)正月にラグビーができたらと思ってやっている。十分、正月にも戦えるチームになったと思う」と笑顔を見せた。 シード校はこの日が初戦。目黒学院が序盤に硬さが見えたのに対し、大会が開幕した27日に仙台育英(宮城)を下していた報徳学園は前半に畳みかけた。 早々の前半3分、左ラインアウトからモールで押し込んで先制トライを奪うと、同9分にはバックスがつないで再びトライ。同25、27分にはWTB村田の連続トライで28-0として相手を消沈させた。 2大会ぶりの準々決勝をかけ、元日には東海大大阪仰星と対戦する。2月の近畿大会初戦で敗れた相手だけに、村田は「春は悔しい思いをしたので、しっかり借りを返したい」と気合十分だった。(大石豊佳)