「まっすぐを貫く」が政治信条。「政治に無関心な人たちの耳に届くよう戦っていきたい」と意気込む。

　自然が好き。休日は家族でキャンプなどをして過ごすという。

一ノ瀬小夜子候補（75）共産・新

一ノ瀬小夜子候補

　「絶対に戦争だけはしないで」。2015年の県議選に出馬し、有権者から切実な声を聞いた。「安保法制廃止のためには共産党が躍進していくしかない」と出馬の決意を語る。

　香春町出身。門司区の病院で看護師を30年以上務め、過酷な労働環境の改善を求めた労働組合の活動をきっかけに入党した。

　高齢化が進む中、低賃金で長時間労働を強いられている介護人材の処遇改善を課題に上げる。「税金を防衛費の拡大よりも社会保障費に回すべきだ」と力を込める。

　趣味は一人旅。国内は四国以外は巡った。「計画を立てずに出かけるのが好き。ふらっと居酒屋に入って飲む地酒が一番おいしい」と笑う。

福本尭候補（42）維新・新

福本尭候補

　経理事務会社や求職者を対象に資格取得をサポートする職業訓練校、飲食店など複数の会社を経営する。「政治とカネ」の問題を念頭に、「政治にも民間レベルの経理処理を」と訴え、経営者視点で「民間感覚」の政治をアピールする。

　福津市出身。北九州は母の出身地で、幼い頃から何度も訪れたことがあるなじみの地だ。学生時代に政治に関心を持ち、昨年秋頃に「反対だけの野党ではなく、是々非々の政党だ」と感じ、日本維新の会の公募に応募した。教育無償化など、次世代への投資に力を入れたいと考えている。

　計画を立てない「ノープランの旅行」が好きだという。「ハプニングに直面した時、どう乗り越えるかを考えるのが楽しい」と話す。