レブロン&ブロニーはNBA開幕戦で親子共演?著名記者が明言「100パーセント」
長い夏休みが終わり、NBAは新シーズン開幕の足音が日に日に大きくなっている。ベイサイドに別れを告げたクレイ・トンプソン、サクラメント・キングスに移籍したオフェンスの達人デマー・デローザンなど、注目すべき選手や球団を挙げればキリがないが、ブロニー・ジェームズも大きな注目を集める1人である。 スポーツメディア『The Ringer』の創設者としても知られる著名NBAインサイダーのビル・シモンズは、自身のPodcastに『ESPN』のシニアライターとして活躍するザック・ロウを招待。約1時間半に及ぶエピソードでは、目前に迫る2024-25シーズンについて意見が交わされた。 2人はレブロン・ジェームズとの歴史的な“親子共演”が期待されているブロニーにも言及している。シモンズは開幕から最初の10日間でブロニーにプレータイムが与えられなければ大きな話題になるとし、ロウに新監督のJJ・レディックがブロニーの扱いに煩っているのかと質問。そして、夢の実現について問われると、ロウはその確率を「絶対」とし、Xデーは開幕戦になる可能性があることを示唆している。 「ブロニーは100パーセント、開幕戦に出場します。彼ら親子はその瞬間を共にすることになるでしょう。結局はどうなるにせよ、互いにパスを交換しあうようなことが起こります」 プロの世界に私情を持ち込むのはいかがなものかという意見もあるが、レブロンがこれまで残した功績とインパクト、そしてロサンゼルス・レイカーズの威厳を保つ存在感を加味し、球団と選手間の良好な関係を維持するためには、レイカーズはそのチャンスを与えなければいけないのかもしれない。 レブロンは何年も前から息子と共にNBAのコートに立つ夢を公言してきており、この唯一の目標のために何年も努力を続けてきた。非の打ち所がない完璧なコンディション維持には年間150万ドル(約2億1400万円)を費やし、NBAキャリア22シーズン目を迎える今でも衰えることなく、家族にとってかっこいい自慢の父親であり続けている。 一方のブロニーは、偉大な父の存在に戸惑うことなく、謙虚で堅実な仕事への倫理観が高く評価され、NBA入りの切符を自らの手でつかんだ。サマーリーグでは平均8.8得点、3.5リバウンド、1.0アシストを記録。ボールハンドリングと手離れの良いプレーメイキング、献身的なディフェンスには定評があり、アウトサイドでのパフォーマンスが安定すればNBAでも居場所を確保できるポテンシャルは十分だ。 シモンズも「基本的にはプレシーズンからブロニーが登場する記事を掲載すれば、クリックされ、有料のページビューを得ることができます。サマーリーグでその片鱗を見ました」とコメントしており、メディアの人間としても世間からのブロニーへ対する注目度の高さを感じている様子。 現地メディア『Fadeaway World』は、ブロニーが開幕ロスターを勝ち取ることについては言葉を濁しているものの、仮にGリーグでの選手育成が行われることになるとしても、それはレブロンとブロニーが共にコートに立った後のこととしている。 レイカーズのプレシーズン初戦は10月5日(現地時間4日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦となり、10月23日(同22日)のレギュラーシーズン開幕戦でも同じくウルブズと対峙する。 ジェームズ一家の親子共演を全バスケットボールファンが待ち望んでいる。 文=Meiji
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