【2024年3月】今月もっとも多く読まれた記事は?Wedge ONLINE人気記事ランキングTOP5
第3位:【ロシア人の本音】「戦争賛成が8割」の裏で動員に怯える18歳、国外脱出する人々、圧殺される反対の声 ……記者は戦時下のモスクワへと飛んだ
モスクワ郊外のシェレメチェボ空港を出ると、通りには、色とりどりの花が咲き香っていた。抜けるような青い空が広がって、日差しがまぶしかった。気温も暖かく、厚手の上着はもういらなかった。 厳しく、長い冬を終えて、木々が一斉に葉を茂らせる5月は、ロシアを訪れるには最良の時期だ。そのあまりに美しい景色を前にすると、この国が今、隣国に侵略戦争を仕掛け、世界中に大混乱を引き起こしているのだとは、夢にも思えなかった。 2022年5月下旬、私は戦争を仕掛けた側のロシアに約2週間出張する機会を得た。2018年1月にモスクワ特派員の任を終えてから、約4年半ぶりのロシア訪問だった。 空港から市内に車で向かったが、郊外型のショッピングモールや外資系の自動車販売店などは以前と変わらず営業を続けていて、時には多くの客であふれていた。ロシアの首都であるモスクワの、ごく普通の景色だった――。
第2位:【3・11から13年】羽生結弦が東日本大震災へ込めた思いと希望をもらった被災地のアイスショー、大女優・大地真央さんとのコラボで見せた新境地とは
東日本大震災から13年を迎える中、フィギュアスケート男子の五輪2連覇の実績を持つプロスケーター、羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2024」が、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで8~10日に開幕した。プロ転向〝元年シーズン〟から2年連続での開催となった。 仙台で練習中に被災したあの日、羽生さんが避難所へ向かう夜道で見上げた夜空に広がっていたのは、満天の星空だった。その光景に心を救われた当時16歳の少年はやがて五輪2連覇を果たしてスポーツの枠を飛び越えた唯一無二の存在となった。イタリア語で「満天の星」を意味する公演タイトルでスケーター仲間とともに被災地へ舞い降り、祈りと希望への思いを込めた演技を届けた――。
第1位:〈写真に注目〉海外でこんなに大きな魚が釣れる理由 釣り人たちにも影響を及ぼす日本漁業の悪循環
海外に釣りに行けば大きな魚が釣れる。そう思っている釣り人は多いのではないでしょうか? 実際に釣りが盛んなアラスカ、ニュージーランドなどでは大きな魚が釣れます。しかもたくさん釣れます。もちろん、時化やその時の魚の活性によって釣れたり釣れなかったりしますが、少なくても釣り場には大きな魚がたくさん泳いでいます。 一方で、日本では大きな魚はなかなか釣れません。何とか釣れるのは離島や人里離れた秘境のようなところや、人口が少ない都会から遠く離れた釣り場であることがほとんどです。 ところで日本の海は、世界三大漁場の一つである北西太平洋海域に含まれています。魚がたくさんいるはずの海域なのです。ではなぜ日本ではなく、海外では大きな魚がたくさん釣れるのでしょうか――。
WEDGE編集部