舟こぎ競争で熱戦 ステージショーや花火も 大和村ひらとみ祭り
鹿児島県大和村の第33回ひらとみ祭り(同実行委員会主催)が25日、同村思勝港湾一帯であった。恒例の舟こぎ競争やステージショー、打ち上げ花火など多彩な催しが繰り広げられ、村内外から訪れた家族連れなどでにぎわった。 舟こぎ競争は村外からの参加も含め、エンガの部(制限なし)に37、メラブの部(女子・小学生)に22の計59チームが出場した。応援団の声援とチヂン(太鼓)の音が鳴り響く中、往復300メートルのコースで熱いレースを展開。エンガの部は丸潮漕友会本隊、メラブの部は♯清水集落が優勝を飾った。 夕方からは子どもたちのみこし担ぎを皮切りに、ヒーローショーやベリーダンス、島唄などのステージ発表で盛り上がった。スペシャルゲストでエラブチ剛さんが出演して花を添え、最後は1200発の花火が晩夏の夜空を彩った。 祭りは村連合青年団が実行委員会となって開催しており、団長の田中俊介さん(31)は「村内外から多くの方々に来ていただいて感謝。連合青年団は団員数が少ない中でも、みんなで力を合わせて祭りを開催できたことを誇らしく思う」と話した。