【広島】大瀬良大地“35イニング連続無失点” で球団歴代2位 解説・黒田博樹「カットボール系の精度が非常に高い」
◇プロ野球セ・リーグ 巨人-広島(29日、東京ドーム) 今季4勝0敗、防御率0.87と安定感抜群の広島先発の大瀬良大地投手。セ・パ交流戦ではノーヒットノーランを達成、5月31日のソフトバンク戦以来29イニング連続無失点を続けています。 【画像】初回、大瀬良大地投手が外角カットボールで見逃し三振 絶妙コントロール この日も初回から圧巻のピッチングを披露。丸佳浩選手をインコース中心の投球で追い込むと、最後はアウトコース低めのカットボールで見逃し三振に仕留めました。3回まではノーヒットピッチング。巨人打線に隙を与えない見事な投球で無失点に抑えます。 4回には2アウトランナーなしから、3番ヘルナンデス選手にツーベースヒットを打たれ、この日初めて得点圏にランナーを許します。それでも4番岡本和真選手をフルカウントからカットボールでショートフライ。ピンチをしのぎました。 解説の黒田博樹さん(広島OB)は「きょうのピッチングを見ているとカットボール系の精度が非常に高い」、上原浩治さん(巨人OB)は「変化球のコントロールがいい。まっすぐもきているので、本当にしぼりきれていないですね。ジャイアンツ打線が」とコメントしています。 大瀬良投手は6回まで92球を投げて、被安打2、無失点。これで、5月31日のソフトバンク戦の2回から35イニング連続で無失点を継続中。広島の球団無失点記録では、今村猛さんを抜き単独2位となっています。 【広島の連続イニング無失点】 1位 43イニング 大竹寛(2009) 2位 35イニング 大瀬良大地(2024) 3位 34イニング 今村猛(2012)