初ゴールには至らずも…2度相手ゴールを脅かしたFW浅野拓磨に地元紙は「前半に最も優れた選手のひとり」
8月31日に行われたラ・リーガ第4節レガネス戦に先発出場したマジョルカの日本代表FW浅野拓磨について、現地メディアが評価を下している。 【ハイライト】相手の脅威となった浅野拓磨 ミッドウィークの第3節セビージャ戦ではベンチスタートとなったが、今節は右ウィングとしてスタメンに復帰した浅野拓磨。シーズン初勝利に導きたい中、まずは3分に左SBトニ・ラトがエリア内に供給したクロスに対して、斜めの動きでマークを外してバックヘッドでゴールを狙うも、バーに嫌われた。プレシーズンから良いコンビネーションを見せていたラトとともに、早々にチャンスを作った同選手はさらに23分、自陣深い位置まで降りてきていたFWヴェダト・ムリキのロングフィードに抜け出すと、背後からのボールを抜群のコントロールで足元に収める。そのままエリア内に侵入し、右足でニア側を狙ったが、今度は相手GKに阻まれてしまった。 結局、浅野は71分に途中交代。相手ゴールを2度脅かしたものの、ラ・リーガ初得点には至らなかった。それでも、マジョルカはMFダニ・ロドリゲスの先制点を守り切り、敵地で1-0の勝利。ハゴバ・アラサテ新監督の下で始動した2024-25シーズンにおける初白星を掴んでいる。 そんな浅野について、スペイン紙『アス』は「左サイドのラトからの素晴らしいクロスに対して、クロスバー直撃のヘディングシュートで合わせ、加速度的に試合を始めさせた。ムリキの30メートル程のロングパスを絶妙にコントロール。スピードに乗って再びゴールに迫ったが、強烈なシュートは相手GKに阻まれた」と言及。一方で、「22分間で起こした日本人の2つのアクションによっては、ベルメジョネス(マジョルカの愛称)は試合を決定付けられたかもしれない。今節も90分に届かず、71分に(セルジ・)ダルデルと交代した」とゴールを決めていれば、その後の試合運びが楽になった可能性があることも指摘した。 また、地元紙『ディアリオ・デ・マジョルカ』も、前述した2つのチャンスシーンに触れつつ、「前半に最も優れた選手のひとりである日本人」と同選手が攻撃面で脅威になっていたと評価を下している。 シーズン初勝利に貢献したのは確かだが、決定機逸脱により開幕4試合無得点が続いている浅野。そろそろ、ラ・リーガ初ゴールが欲しい“ジャガー”は、代表ウィーク明け最初の第5節ビジャレアル戦でどのような結果を残すのだろうか。
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