日本航空、駿台甲府から奪った虎の子の1点を守り切り山梨県3位に
6月16日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選の3位決定戦が行われ、駿台甲府と対戦した日本航空が1-0で勝利し大会3位となった。 【フォトギャラリー】日本航空 vs 駿台甲府 前日の準決勝で山梨学院に2-0で敗れた駿台甲府と帝京第三に2-1で敗れた日本航空の3位決定戦。朝まで残った雨もすっかり上がり、青空が広がるなか、日本航空ボールで試合は幕を開ける。 開始早々から積極的に攻撃を仕掛ける駿台甲府。8分、FW11児玉和也が右サイドをドリブルで仕掛け、強烈なシュートを放つがGKの正面をつき先制とはならない。直後の9分にはMF7橋本櫂空がゴール前のルーズボールからゴールを狙うが、わずかにクロスバーの上を通過してしまう。 すると12分、日本航空は、カウンターから攻め上がったDF5布田将也が放り込んだクロスが相手DFにあたりそのままゴールへ。幸運な形で駿台甲府から先制点を奪う。 思わぬ形で失点を喫した駿台甲府もすぐさま反撃。FW9中川開登がスピードを活かし左サイドから揺さぶりをかけると、35分にドリブルでPAに侵入した橋本がシュートまで持ち込むが、ゴールを割ることができない。 サイドが変わった後半、追加点を狙う日本航空は55分、FW11萩原悠斗がゴール前へドリブル突破を図るとGK1渡邉光と1対1の局面を迎えるものの、ここは渡邊に軍配が上がり追加点とはならない。 追いつきたい駿台甲府に対し、後半は攻撃に厚みが出始めた日本航空が守備でも安定を見せ反撃を抑え込むと結局、そのままゲームセット。虎の子の1点を守り抜った日本航空が山梨県3位を勝ち取った。 (文・写真=西山和広)