生徒が色鮮やかな衣装でランウェイを歩いたファッションショー＝鶴岡市・松ケ岡開墾場

　鶴岡市の鶴岡中央高（兼子由香校長）の被服系の生徒らでつくるシルクガールズによるファッションショーが14日、同市の松ケ岡開墾場五番蚕室（さんしつ）で開かれた。生徒が鶴岡産シルクを使った色鮮やかな衣装をまとい、ランウェイを歩いた。 　被服系の2、3年生33人が出演した。自作のウエディングドレスやカラードレス、端切れを組み合わせたワンピースなどを音楽に合わせて次々と披露した。華麗にポーズを決めると、訪れた人たちはうっとりとした表情で見入っていた。 　蚕室でのショーは、昨年に続き2回目。プロジェクトリーダーの3年加藤麻美さん（17）は「ドレスのもとになる蚕が育った場所。特別な思いがある」と話した。食物系と保育系の生徒も参加し、郷土料理の振る舞いや絹の歴史を伝える紙芝居のほか、シルクにまつわる言葉を表現した書道の作品展なども行われた。