新世代ギター女子・Leolaさんが提示する“サーフミュージックの世界”
【北海道・札幌】ここ数年、日本の音楽シーンを席巻しているのが「ギター女子」。ギター片手に歌う女性シンガーソングライターが続々登場してきました。 その中で異彩を放っているのが、4月27日にシングル『Rainbow』でメジャーデビューを果たしたLeolaさん。そのLeolaさんが8月24日にリリースする『Let it fly』のキャンペーンのために来札しました。
いろいろな種類の「サーフミュージック」を作っていきたい
Leolaさんの名前の由来は、ハワイの言葉で「太陽の声」。その名に違わず、聴くものを明るくしてくれる伸びやかで透明感のある歌声が印象的です。 そのLeolaさんが提示しているのが、サーフミュージックの世界。これは単純に「サーファーのための音楽」を意味しているわけではありません。 「私も探求中なんですが、人それぞれに『サーフ』でイメージするものがあると思うんです。私は、そのイメージを少しずついいところ取りをさせてもらって(笑)、曲作りをしています。少し大きな括りで『海が似合う』『海を連想する』ような音楽作りをしていきたいと思っています。」(Leolaさん) メジャーデビューシングル『Rainbow』はミドルテンポで懐かしさを感じさせるR&Bテイストの1曲で、最新作『Let it fly』はEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)を生の楽器で演奏したようなダンサブルな1曲に仕上がっています。 「私も後から気づいたんですが、同じ『サーフミュージック』といってもバラエティに富んでいるものだと思います。だからこそ、色々な『サーフミュージック』を作っていきたいです。日本では『サーフ=海』というイメージが強いと思いますが、冬の海をイメージした曲にも挑戦したいですね。」(Leolaさん)
生みの苦しみを味わった「Let it fly」の作詞
『Let it fly』では、『Rainbow』同様作詞も手掛けているLeolaさん。今回の作詞には相当苦しんだそうです。 「明日があって大切な人がそばにいて一緒に笑っていられるということは、当たり前のようですが実は当たり前ではない……このメッセージをどの言葉で伝えるのがベストなのか、難産の末に生まれた曲です。実は、最初に書いた歌詞からは全く変わってしまったので。恋愛の曲のように思われるかもしれませんが、『大切な人』という意味では友達や家族に対しても同じだと思うので、皆さんの『大切な人』を思い浮かべながら聴いてもらえると嬉しいです。」(Leolaさん) またLeolaさんのアイディアで、当初の予定にはなかったスライドギターも加えられています。ピアノからスタートし、スライドギターやストリングスがどんどん加わっていってクライマックスを迎えるアレンジにも注目してみてください。 この『Let it fly』リリース前に生でLeolaさんの歌声を楽しめる機会が、インタビュー翌日の7月23日にありました。ショッピングモールでインストアライブを行ったLeolaさんは、新人離れした堂々としたステージングを披露、新曲『Let it fly』に合わせて、体を揺らすお客さんもたくさんいました。 「春と夏に北海道に来ましたが、秋と冬の味覚も楽しみたいですね。また北海道には歌いに来たいと思っていますので、どうぞ応援よろしくお願いします。」(Leolaさん) さまざまな手法で「サーフミュージック」を体現しているLeolaさん。まずは、8月24日リリースの『Let it fly』をチェックしてみてください! (橋場了吾/REAL MUSIC NAKED)