ブラジル政府、24年インフレ見通し引き上げ なお目標範囲内と予想
Marcela Ayres [ブラジリア 18日 ロイター] - ブラジル財務省は今年のインフレ率見通しを上方修正したが、公式目標の範囲内にとどまると予想している。 同省は今年のインフレ率見通しを9月時点の4.25%から4.4%に引き上げた。公式目標は3%プラスマイナス1.5%ポイント。 為替レートや天候の影響を受けやすく、より変動の大きい品目が上方修正の理由とした。 ブラジル中央銀行による週間の民間エコノミスト調査では、今年のインフレ率は4.64%と公式目標の上限を上回ると予想されている。 財務省は来年のインフレ率見通しも従来の3.4%から3.6%に引き上げた。足元のレアル安などを反映した。 また、今年の国内総生産(GDP)成長率見通しを従来の3.2%から3.3%に若干引き上げた。一方、来年については2.5%に据え置いた。