BE:FIRST、「Blissful」は等身大のノリが見えるものに 余裕が生み出すスタイリッシュな雰囲気
BE:FIRSTの仲の良さが伝わってくるパフォーマンス
そうしたノリの部分が多いパフォーマンスだからこそ、リスナーも一緒に体を揺らしたくなるのではないだろうか。サビの振付も、ボーカルに合わせて溜めながら引っ張るようなノリをした後にクラップ、〈To the left to the right〉で手を出しながら左、右を向くというもので、マーキングで踊るぶんにはダンスをやったことがない人でもできるはず。これまでも生配信などで振付の一部をSOTAがレクチャーしてくれていたことがあったが、同曲はより気軽に真似することができ、ライブでもメンバーと一緒に踊りながら楽しめそうだ。 そしてその余裕があるからこそ、パフォーマンスからはメンバー同士の仲の良さも伝わってくる。「Blissful -Dance Performance-」や「Blissful -Dance Practice-」を観ていると、メンバー同士で顔を見合わせているシーンや、ダンスでコミュニケーションを取っているかのようにワイワイしているシーンも。ライブや番組のMCなどで見せるわちゃわちゃした彼らの雰囲気がパフォーマンスを通しても味わえるのだ。実際、8月22日放送のラジオ番組『Tresen』(FMヨコハマ)ではSHUNTOが「振付的にもメンバーと目が合いやすくて、めちゃくちゃ楽しかったですね」と語っていた。パフォーマンスを通して、BE:FIRSTの等身大が味わえる一曲と言えるだろう。 年末からはドームツアー『BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”』が始まる。「(『SUMMER SONIC 2024』で披露した時)お客さんもまとめてこの音楽を作ってる感じがあって、一体感がありましたね」というSHUNTOの言葉を、ぜひワンマンライブでも体感してみてはいかがだろうか。
高橋梓