家族のために日産R32「スカイラインGT-R」を手放し30年…再びオーナーに返り咲き、19歳の頃のようにカスタムしては楽しんでます
エアリフトカップの装着でローダウンと実用性も両立
購入時からタービンは交換済みだったが、見た目だけでなく、エンジンルームもデモカーと同じようにしたいと躊躇なくモディファイすることを決断。HKSのGT III-4Rタービンと272°のステップ1カムシャフトを組みこんだ600psオーバーのシングルタービン仕様へと変身した。足まわりはガレージアクティブのオリジナルダンパーにエアリフトカップを組み合わせ、同店の王道であるローダウンスタイルと実用性を両立するのもポイントである。 インテリアは左右のシートをセミバケットタイプのRECARO SR-7へ交換。リアシートは取り外し、その部分にクロスバー入りのロールケージを組み込みスパルタンな雰囲気へ刷新するなど、内外装ともにチューニングカーらしいビジュアルを得たことに大満足だそうだ。
理想のGT-Rに近づけるための探求に終わりはない
「GT-Rは歴代どれも好きですが、わたしにとってのGT-RはやはりR32。その存在感とデザインは今なお別格です。待ち望んだ宝物を手に入れましたが、温存することはなく、休日になるとドライブへ積極的に連れ出し、特別な時間を過ごしています。家族も“お父さんの好きなようにすれば”と長年の思いを理解してくれていますが、”乗らなくなったら即売るよ”とも言われています」 と笑う。今後は下まわりのリフレッシュと、シンプルかつ見やすいサブメーターを追加してエンジン状態をモニタリングするというのが次のステップだそうだが、理想へ近づけるための探求にまだ終わりはない。30年という時間を埋めながら、さらなる高みを目指してGT-Rとともに走り続ける。
山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)
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